いつかは恩返しをと思いつつ何もできないまま、逝ってしまった。
その人はイラストレーターで、かなりバラエティに富んだ仕事をしていたが、晩年はある雑誌の表紙一本に絞って描いていた。
昨年3月から入院していて、それでも仕事は続けていた。
昨年の秋ごろ、コンビニで見かけたその雑誌の表紙に「アレ?」と思った。「随分と絵が雑になったなあ。よっぽど体調が良くないのだろうか」なんて訝しがりつつ手にとって確認すると、違う方のイラストであった。
もう仕事をする体力は亡くなっていたが、頭ははっきりとしていて、思うようにならない身体がもどかしかったんじゃないだろうか。
もっとお見舞いに行けば良かった。
もっとたくさん話もしとけばよかった。
自分の言動を思い返すと、迷惑ばかりかけていたのに。
死について考える。
ちょっと前の「親子で餓死」「都内で孤独死」というニュースは身につまされるというか、自分も多分その類だろうと思うのだけれど、父方のじいさんばあさん、母方のじいさんばあさん、みんな最期は病院のベッドの上で死んだ。どっちがどうなんだろうかと考えだすと思考の樹海に迷って出てこれなくなる。
昔ちょっとだけパートで働いてた店の主に「(あんたは)自殺組だな!」って言われたことある。びっくりした。
あれこれ思ってぐちゃぐちゃでうまいこと文章にならない。はあ。
もうすこし心が落ち着いたら、以前頂いたイラスト集をもういちど見ようと思う。



















